(・・・・・・それでも、ソレスタルビーイングにいることを選んだのは、アタシなんだから・・・・・・)
自室の暗がりで、は膝を抱えた。
(・・・・・・アタシは、ここにいたい・・・・・・!!)
ぎゅっと抱え込んだ膝に、額を押し付けた。
自分が過去に所属していた組織について、誰かが指摘するだろうと思っていた。
スメラギ・李・ノリエガか、ラッセ・アイオンか、イアン・ヴァスティか、それとも別の誰かか .
(今まで誰も言わなかったことの方が、おかしいのよ・・・・・・・・・もう、タイムリミットなのかもしれない・・・)
全てが明らかになっても、それでもここにいられるだろうか?
過去のことなんて関係ない、今が全てだと言い切るには、少々自分の過去は重すぎた。
ソレスタルビーイングにいても、自分は・ではいられないのか .
(・・・ごめんなさい、アタシはまた、迷惑をかけようとしている・・・・・・)
それでも、ソレスタルビーイングで戦うことを選んだのは、自分自身だ。
・というコードネームを手にしたときに、その皮肉に笑っても、それでもここにいることを選んだのは自分に他ならない。
「・・・今更、引き返せやしない・・・・・・進むしかないのよ、・ 」
( その先に、光がなくても・・・・・・)
もう一度、膝をぎゅっと抱えて、深く息を吐いて、は暗がりから立ち上がった。
Photo by Microbiz