「・・・・・・GNドライブ、マッチング、クリア・・・・・・・・・いける・・・!!」
ダブルオーライザーから奪取したGNドライブをオーガンダムに接続し、リボンズは、ほくそ笑んだ。
これで、瀕死のダブルオーライザーを破壊してしまえば、自分の存在意義を守ることが出来る。
「どこだ、どこにいる?! 刹那・F・セイエイ!!」
リボンズはオーガンダムを起動して、叫んだ。
自分の存在する意味を、今こそ確固たるものにすることが出来る。
ダブルオーライザーを捜索していたシステムが、発見の電子音を鳴らした。
「そこか!!」
リボンズは銃を向けた。
「?!」
照準を中てられたというのに、ダブルオーライザーは反応しなかった。
まだ、操縦者が意識を失っている。
もしくは、機体が修復不能なダメージを受けた そう考えていたリボンズは、拡大した映像に、肝心のダブルオーライザーに残されていたはずのGNドライブが見当たらないことに気がついた。
「太陽炉がない?!! ・・・・・・ま、まさか・・・まさか!!」
振り仰いだリボンズの視界に、ガンダムの機影が映った。あれは .
【ガンダムエクシア・・・刹那・F・セイエイ、未来を切り開く!!】
ガンダムエクシア それは、ダブルオーガンダムに乗る前に刹那が乗っていた、彼のガンダムだった。
リボンズは銃を投げ捨て、ソードを抜いた。
エクシアもソードを抜き放った。
「く・・・このぉ! 人間風情が!!!」
叫んで、リボンズはオーガンダムをエクシアに向けて突っ込ませた。
オーガンダムとガンダムエクシア 2機のガンダムがぶつかり合い、眩い閃光が宇宙を走った。
Photo by Microbiz