【カスタム・チャイルド】夢へようこそ
『カスタム・チャイルド』とは・・・・・・
壁井ユカコ著の小説。
電撃文庫から1冊(無印)、メディアワークス文庫から1冊(罪と罰)が出版されています。
続編ではなく、舞台が、世界観が同じ設定の別々の作品です(一部ゲスト的に無印キャラ出てますけどw)。
壁井ユカコ氏特有の"痛み"が詰まった作品です。超オススメv
『カスタム・チャイルド』の世界
『遺伝子工学分野だけが極端に発展してしまった仮想現代』
生まれてくる子供の容姿、性格、才能を自由にデザインできる時代
遺伝子操作で生まれた子供〈トランスジェニック・チャイルド〉が極当たり前な世界。
華やかな遺伝子関連企業が集まる〈ダーウィンズ・ヒル〉が光の象徴だとすれば、一般社会から弾き出された、
異形の遺伝子改造中毒者〈トランスジェニック・ジャンキー)や遺伝子変異者たちが溜まるスラムは影
デザインされた者とそうでない者の格差が歴然と存在する、そんな世界 .
簡単な登場人物紹介
鉄郎 → 両肩から腕にかけてと顔の左半分に爬虫類トカゲ目のシルバーグリーンの鱗と、
琥珀色の虹彩と縦に長く切れた瞳孔を持つ、見た目オオトカゲのお兄さん。
イナホ酒店勤務の健全なる労働者。『無印』中にバイトから正社員に昇格した。
苦労性で拾物に縁がある。『無印』『罪と罰』共に活躍した人物w
ススキ セイタ → トランスジェニック・チャイルドの金髪碧眼の日本人。
煙草を吸いながら、お好み焼を焼く閂亭の万年バイトの未成年。
トランスジェニック・チャイルドだが、母親にその存在自体を忘れられている。
普段はただのお気楽ボーイ。ゲーム好き。
三嶋 行祐 → どこかズレてる、見た目普通な工科大学材料工学部無機材料工学科の学生。
物事に対する関心とか欲とかが今ひとつ欠落した、少々世間離れしたアンバランスな人間。
トランスジェニック・ジャンキーの母親に殺されかけた過去を持つ。
鉄郎とは拾われて以来8年超えの腐れ縁。一応『無印』の主役w