「はぁ・・・・・・」


  頬杖をついたまま、は溜息を吐いた。
  著名な観光地が近いせいで、様々な国籍・人種の人間が目の前を横切っていく。
  が座っているカフェのオープン席でも周囲から聞こえるのはイタリア語ではなく、訛の強い英語や中国語といった耳慣れない音たちだ。

  そんな多国籍な空間に馴染みながら、はもう一度溜息を吐いた。周囲からは、自分も観光客だと思われているだろう。
  それでいい。
  最近は、ヴァリアーにいると息が詰まりそうになって、苛々する。

  XANXUSの“俺の女”発言       もちろん、XANXUSが本気のはずが無い。ただの思いつきの暇潰しの嫌がらせだ。
  その証拠に、あれからXANXUSが言寄ってくることも、アプローチをしてくることも、例えば無理矢理襲われそうになるとかいうことも、何一つ無い。
  XANXUS自身が発言を忘れてるんじゃないかと、疑いたくなるくらいに。自分の妄想だったんじゃないかと、信じたくなるくらいに。

  なのに、周囲がそれを許してくれない。
  XANXUS自ら吹聴してるなんて考えられないから、レヴィ辺りがXANXUSに盗聴器でも仕掛けているのかもしれない。
  ヴァリアーの誰かと顔を合わせるたびに、
  「ボスとは上手くいってる?」だとか
  「貴様などボスの・・・認めんぞ!!」とか
  「しししっ!! 物好き〜」だとか
  「どこが好きなんですか?」とか尋ねられれば、さすがに笑顔で対応するのにも疲れてくる。

  どうも最近調子が出ない。笹川了平にだとバレてから       いいや、跳ね馬と再会した頃から、運気が悪くなったのか・・・・・・人生の下り坂に突入したのはもっと前のような気もするから、どんどん憂鬱になってくる。

  「・・・・・・・・・」
  テーブルに置かれたエスプレッソを一口飲みながら、思わず漏れそうになった溜息を封じ込めた。


  「ねぇねぇ、君たちどこから来たの?」


  斜め後方のテーブルで聞こえた声に、は小さく顔を顰めた。

  「トウキョウ? あ、やっぱり! 日本人かなって思ってましたよ!!」

  一人の少年が、先ほどからナンパに勤しんでいるのだ。
  観光客の女の子に声をかけフラレ、また別の子に声をかけてフラレ・・・を繰り返している。カフェテラスの逆端から始まり、遂にここまで流れてきたらしいが、この距離だと、会話の内容が全て聴こえてしまう。こっちは聞きたくもないのに。

  「日本人の女の子って、とってもキュートだし、すぐに分かりますよ」
  流暢な日本語だが、日本人はシャイな性格が多くて、ナンパ相手に向いているとは思えない。
  だが、先ほどから少年が声をかけているのは日本人の若い女の子ばかりで、よっぽど日本の女性に興味があるのだろう。フラレてもフラレても、めげずに声をかけている点は賞賛に値する。

  「日本語上手いって? うん、オレ、小さい頃日本に住んでましたから」

  今声をかけている女の子たちにフラレたら、次は自分に声をかけるだろうか       今の自分は日本からの観光客にまだ見えるだろうか       浮かんだ疑問を鼻で笑った。


  「イタリアへ来たのは、どうして? 誰かとの約束?」


  唐突な質問に、は思わず視線を向けた。
  尋ねられた女の子たちも、不思議そうな顔をしている。一人、ナンパをしている少年だけが、笑顔を浮かべながら真剣だ。

  は少年を気付かれないようにそっと観察した。
  少々甘めだが整った顔立ちに分類出来るだろう。着ているスーツも、高級とまではいかないが、お洒落に気をつかっているのが分かる。
  青年と呼ぶにはまだ幼さを残していて、まだ10代だろうと推測できるが       だが、見覚えはない。
  ないはずだ。
  その確信を得たくて、はその少年を観察し続けた。











その澄んだ瞳が闇に染まる 瞬間











  「ブドウ味の飴は、好き?」

  見られてる       ランボは視線の主を捜した。

  すぐ背後に座っている女性の視線だった。
  ガイドブックを広げていないから、地元民だろうと候補から外していたが、もしかすると旅行者なのかもしれない。
  日本人なのかもしれない。
  今声をかけている女の子たちが逃げ出したら、次は彼女に声をかけてみよう。違うと思うが、念の為だ。

  視線を戻せば、女の子たちがかなり引いている。
  そりゃそうだろう。こんなワケの分からない男から、さっさと逃げ出したいに決まってる。


  似てると思ったのだが、またハズレだった       ふわふわした雰囲気とか、甘い香りとか。そういった微かな記憶と、目の前の女の子たちは似ていると思ったのだ。
  結局別人だったみたいだけど。

  そう簡単に見つけられるとは思っていない。イタリアに来ているかも分からないし、来ていたとしても巡り会える可能性はとても低い。

  溜息を飲み込んで、ランボは最後の質問をした。


  「並盛町って知ってます?」


  予想していた通り、女の子たちは、今までの子たちと同じように、曖昧な笑みを浮かべ、逃げるように離れていった。

  溜息を飲み込んで、遠ざかっていく背中を見送り視線を戻して      .
  (えっ?!)
  見間違いかと思った。自分のことを注視していた女性が驚愕の表情を浮かべていた。
  まるで並盛町の名に反応したかのように。
  (まさか?!)

  女性はランボの視線に気付くと、一瞬で驚きの表情を消したが、見なかったことには出来ないだろう。
  一歩ずつ近付けば、何故か緊張で心臓が音をたてた。

  「・・・あの       !!!」

  声をかけようとした瞬間、ランボの周囲に白煙が包まれた。一瞬にして何も見えなくなる      .
  (最近使いすぎだろ!? 10年前のオレ!!!)
  こうなってしまったら後は成り行きに任せるしかない。
  ランボはじっと白煙が収まるのを待ったのだった。











  「きゃっ!!!」

  悲鳴がすぐ傍で聞こえて、咄嗟に腕を伸ばした。

  白煙が霧散していき、ランボは心の中でガッツポーズを決めていた。この5分をずっと待っていた。

  「大丈夫?」

  先ほど悲鳴を上げた少女を、しっかり抱きとめていた。
  ランボの声に、ぱちりと少女が閉じていた瞼を上げて
  「!!? ご、ごめんなさい!! ・・・きゃっ!!?」
  「痛っ!!!!!?」

  弾かれたように立ち上がった少女に押されて、後頭部を強打した。
  目の玉が飛び出そうな痛みに、思わず涙がこみ上げてきた。


  「だ、大丈夫ですか・・・?」

  強打した後頭部を押さえながら、ランボは改めて辺りを見回した。


  見覚えがある。ここは並盛町の公園だ。
  今、自分が頭をぶつけたのは、どうやらブランコの周りに巡らされた柵だったようだ。
  そして、今、心配そうに自分を覗き込む少女       間違いない。10年バズーカーで10年前の世界に飛ばされてきている。


  10年バズーカーは、5分間だけ、10年後の自分と入れ替わることが出来る、ボヴィーノ・ファミリーの伝説の武器だ。
  そんな凄い代物を、過去の自分は躊躇なく使っていた。リボーンに泣かされる度に撃ち、ちょっとした衝撃で誤射し       おそらく今も、ブランコに乗っていて弾みで10年バズーカーが暴発したのだろう。
  突然視界が阻まれて、彼女もバランスを崩して       そして、さっきの悲鳴になった、と・・・・・・

  「・・・どうしよう・・・・・・えっと、痛みます・・・よね?」
  「大丈夫・・・・・・ガ、ガマン・・・」

  目に涙を溜めたまま、ランボは立ち上がった。
  少しクラッとしたが、別段問題はなさそうだ。

  「驚かせてしまって、スミマセン・・・・・・」
  「こちらこそ。突然、煙が・・・・・・!!? って、ランボくん? どこ?!」

  慌てて周囲を見回す少女に、未来のランボです、と挨拶するわけにもいかず、ランボは曖昧な笑みを浮かべた。

  「煙に驚いたのかな・・・・・・大丈夫、すぐ戻ってきますよ」
  そう言いながら、ランボは改めて目の前の少女を見つめた。

  記憶に残る彼女は長身のイメージだったが、今こうして10年後の自分と並べば自分よりも小さかった。
  記憶なんて曖昧なもんだ       そう実感して、ランボは苦笑した。

  「うん・・・だといいけど・・・・・・ランボくんの好きなブドウ飴、持ってきたのに・・・」

  残念そうに唇を尖らせた彼女の表情は、10年前の自分の記憶通りに可愛かった。
  間違いない、この人だ       そう確信して、ランボは微笑んだ。


  「よかったら、オレにも貰えませんか? そのブドウ飴」
  「いいですよ。はい、どうぞ!」

  手渡された紫の包み紙を広げて、その宝石を口の中に放り込んだ。
  ふわりと広がった甘い香りは、記憶と一緒だった。

  「うん!! 美味しい!!」
  「よかった!!」

  濃厚な香りと微かな酸味に思わず頬っぺたが緩んだ。
  少女もランボの笑顔に、嬉し気にふんわりと微笑んだ。
  それから自らも包み紙を広げて、飴を口に入れた。

  「うん、美味し〜!!!」

  その幸せそうな顔に、ランボは確信を強めた。
  間違いない。彼女が、自分の初恋の人だ      .


  時々公園で会った、年上の少女。
  出会いのキッカケは覚えていない。けれど、いつの間にか仲良くなった。
  彼女はいつもブドウの飴をくれた。二人で並んでブランコに腰掛けながら飴を舐めた。
  顔はぼんやりとしか覚えていなかったけど、優しい笑顔と、甘い香りだけは忘れることは出来なかった。


  今、10年前の記憶の中にいた彼女が、目の前にいる。


  10年バズーカーで過去に行って、運よく彼女と出会えたら、必ず言おうと誓ってきた約束があった。
  それを伝えれば、きっと未来でも出会える      .


  「あの・・・」
  「ん〜?」

  並んでブランコに腰掛け飴を口に頬張ったまま、彼女がランボの方を振り向いた。優しい笑顔を浮かべたまま      .

  「っ!!!」
  めっちゃ可愛い!! なんて笑顔だ!! もう、オレ、降参です!! 今すぐ、告ってフラれて・・・って、フラれちゃダメ!!
  あ〜、もう、何で10年前のオレはチンチクリンのガキなんだ!? 10年後のオレとだったら、年齢的にもちょうどいいのに!! 今のオレとなら、同い年くらい       悶々と脳内を回った思考に、ランボはハッと気が付いた。

  彼女が着ているのは、並盛中学校の制服ではないだろうか?
  だとすると、ボンゴレのファミリーたちとも接点があるのではないだろうか?

  「? ・・・大丈夫ですか? やっぱり、痛むんじゃ・・・・・・」
  「あ、あのっ!!!」

  心配そうに覗き込んできた彼女を遮って、ランボは腰掛けていたブランコから思わず立ち上がっていた。

  「も、もしかして!!! 並盛中ですかっ?!!」
  「そうです、けど・・・?」
  「あ、あの!! お尋ねしますが、若き日のボンゴレ氏とか、獄寺氏とか、山本氏とか!! どなたかお知り合いでは?!!!」
  「ボンゴレ? ・・・アサリに知り合いはいないけど・・・・・・?」
  「そうですか・・・・・・」

  がっくりと項垂れたランボに、少女は首を捻った。

  「並盛中に友達、いるの?」
  「・・・友達と言うか、何と言うか・・・・・・まぁ、ヒバリ氏とは知り合いかも・・・」
  「ああ、風紀委員の! 有名だもんね、彼。でも、凄いね! あの雲雀さんと知り合いだなんて。じゃぁ、草壁くんとも?」
  「クサカベ・・・・・・あぁ!! 副委員長の!!」
  「そうそう!! その草壁くん!!」

  共通の知り合いを見つけて、少女がパァッと笑顔を浮かべた。

  「草壁くんも凄いんだって。入学したばっかりの頃、了くんがいつも言ってたもん!
   “あいつは男の中の漢だっ!!!”って」
  「なるほど・・・・・・」

  未来に戻ったら、草壁氏に訊ねてみよう。
  もしかしたら、10年後の彼女のことも知っているかもしれないし      .

  「“極限に熱い漢の魂を持っているっ!!!”って。あなたも草壁くんのこと、そう思ってるの?」
  「そうですね、草壁氏は極限に・・・・・・ん?」

  馴染み深すぎるフレーズに、今度はランボが首を捻った。
  彼女は、誰が草壁氏のことをいつもそう言っていると      .


  「・・・・・・了、くん・・・?」

  もしやとは思うが      .

  「もしかして、了くんとも知り合い? ボクシング部の」

  「・・・・・・笹川・・・了平、氏・・・」
  「なんだぁ!! あなた、了くんの知り合いだったの?! なら、最初からそう言ってよ!!!」

  草壁が共通の知り合いと分かったときとは比べ物にならないほど、少女は大輪の笑顔を咲かせた。

  「なぁに? もしかして、あなたもボクシング部に誘われてるの?
   だったら、喜んで! それは、了くんがあなたのこと認めたってこと、なんだから!!」

  嬉しげに話す少女の前で、ランボはがっくりと頭を抱え込んだ。
  まさか、まさか、こんなオチが・・・・・・あの笹川了平氏のご友人だったなんて・・・・・・しかも、かなり仲が良いらしい。
  草壁氏に訊ねなくとも、もっと身近な人物が10年後の彼女の消息を知っている可能性が出てきたわけだ。
  それはとても嬉しいことなのだが       何故だろう、何だかとっても回り道をしてしまったような、この疲労感は。

  「最近は何だろう? 何か、学年下の子たちと相撲大会に出るとか・・・相変わらず、了くん、ワケ分かんないよね〜?」
  けれどそう言う声音には、何の嫌味も感じられず。

  ランボは顔を上げた。
  目が合って、彼女はまたにっこりと笑った。ランボの恋した、柔らかな笑顔そのもので。

  「でも、いい奴なんだよ? 知ってると思うけど」
  「ええ・・・知ってますよ」
  「よかったぁ」


  優しい笑顔に、やっぱり自分は彼女のことが今でも好きだと、そう結論が出た。
  もし、たとえ、10年前の彼女が笹川了平に対して恋をしているのだとしても。
  もし、たとえ、10年後に戻った時に彼女が笹川了平と幸せになっていたとしても。

  なら、やはり、自分は10年後でも彼女に会わなければなるまい。それは、ずっと彼女に淡い恋心を抱いてきた自分の権利であるはずだから。
  彼女が幸せであることを、自分は見届けて。そして、次の恋を捜さなければならないのだから      .


  「で〜きたっ! はい、あげる!!」
  「?!」

  突然手渡されたものに、ランボは目を丸くした。

  「結構綺麗に出来てるでしょ? えへへ〜、癖みたいなものかな? ついつい作っちゃうの」

  指の先に乗るサイズの、小さな折鶴       先ほど食べた飴の包み紙で折られたものだ。
  ランボと話しながら作っていたのだろう。何やらごそごそしているとは思っていたが。


  「あ、あのっ!!!」

  その小さな紫色の鶴を掌で包み込んで、ランボは少女を見つめた。
  ぱちりと瞬きをして、彼女が首を傾げる。

  「なぁに?」
  「あの!! あなたの名前を、教えていただけないでしょうか?!!」

  10年前のチンチクリンなオレは、初恋の人の名前さえ憶えていられなかった。
  馬鹿なオレ。そう言う大事なことは、ちゃんと覚えとけよ。リボーンに泣かされたことよりも、絶対的に大切なことだっただろうに。

  「えっと、その・・・また、あなたに会いたいんで・・・・・・」

  10年経っても弱虫なオレにはこれが精一杯で       けれど彼女は、にっこりと笑ってくれた。


  「私、。あなたは?」


  「オ、オレは、ボヴィーノのランボ」
  「!! さっきまでいた子もランボくんなんだよ!! すっご〜い偶然!!!」

  ランボはチラリと時計を気にした。
  10年バズーカーの効力はたったの5分。もうそろそろ、そのリミットが迫っている。


  「あ、あのっ!! さんっ!!! イタリアって興味ありますか!? 行ってみたいと思ったり、しませんか?!!」

  「イタリア? そうだなぁ・・・・・・パスタ好きだし、世界遺産とかもあるし、いつか行ってみたいかも・・・それがどうかしたの?」
  「だったら!! 必ずイタリアへ      

  ボンっと白煙が周囲を包んだ。

  さん!! オレ、待ってますから!! ずっと、ずっと、あなたを探しますからっ!!!
   絶対、イタリアへ!!!!」

  白煙の向こう、薄れいくの姿に向かって、ランボはありったけの声を張り上げた。

  10年バズーカーで過去に行って、運よく彼女と出会えたら、絶対に言おうと誓ってきた約束       イタリアで、未来で、きっと会おう       その言葉を伝えるためだけに、自分は過去と今を行ったり来たりしていたのかも知れない・・・・・・

  今でも、10年後の今でも、さんは笹川了平氏のことが好きなんだろうか・・・・・・
  笹川了平氏と幸せになっているのだろうか・・・・・・
  最後の約束がちゃんと届いて、さんはイタリアへ来てくれるだろうか・・・・・・






        パンッ!!!






  馴染み深い、破裂するような乾いた爆音に、ランボはハッと顔を上げた。
  目の前に、拳銃の銃身があった。

  「キャー!!!」 「撃たれた!!!」 「誰か、救急車を!!!」 「逃げろっ!!!」

  銃声から一拍置いて、周囲がパニックに陥った。
  悲鳴と怒声が交錯する中、まだ硝煙の上がる銃を片付けて、暗殺者はすっと腰を上げた。
  拳銃なんか似合わない、綺麗な女性だった。

  いつの間に、その人物と同じテーブルに座ったのか       座ったのは、10年前の自分だろうけど。

  どこかで見た憶えのある顔       あぁ。そうだ。10年バズーカーで過去に飛ばされる前に、声をかけようとしていた女性・・・いいや、違う。もっと別の場所で       ついさっきまで・・・・・・


  ふっと、女性の瞳と真っ向から視線がぶつかった。
  既視感がランボを揺さぶる。だって、まさか      .

  一瞬、女性が何かを言いかけたような気がした。
  けれど、結局その唇は一文字に引き結ばれたまま、何も言葉を発することなく、女性はランボに背を向けた。


  その背中が路地に消えるまで、ランボは呆然とただ座り込んでいた。

  (・・・・・・嘘、だ・・・・・・)

  視界の片隅に、小さな紫色が引っかかった。机の上に置かれたままの、小さな折鶴      .


  「・・・そんな・・・・・・嘘だろ・・・さん・・・・・・?」


  目の前に置き去られたのと同じものを掌に握りこんだまま、ランボは掠れた声で呟くことしかできなかった。





















 アトガキ
  ランボ、巻き込みます!!(ってか、長編だな・・・w)
  嘘だと、否定できないのは、きっと現実の残酷さを知っているから・・・

Photo by 水没少女

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